警鐘!!ホームページでフラッシュをお使いの歯科医院のあなたへ
フラッシュ(Adobe Flash)のサポートが終了(2020/12)します。
☑ これまでも様々な脆弱性が見つかりバージョンアップしてきましたが、それが出来なくなります。
☑ 「☒ 互換性のないプラグインを使用しています」となりモバイルフレンドリーテストでは
エラーになります。
でも、問題はそこダケじゃあないんです。
あなたのホームページが、Flashを使っているせいで台無しになっているんです。
ご自分のホームページがどの様になっているかご存知ですか?
ご自分のホームページをスマホでご覧になっていますか?
内容
Googleのモバイルフレンドリーテストでもエラーで警告しています。
そして、ついにAdobe社がFlashサポートの終了を発表しました
Adobe Flash Playerの脆弱性対応:最新バージョンにアップデート
AdobeFlashPlayerにおける境界外読み取りの脆弱性 2019/06/11 JVN(脆弱性対策データベース)
ご自分のホームページをスマホでご覧になっていますか?
問題は
☑ iPhoneからのアクセスでは、Flash画像が間抜けなブランク表示になります。
☑ Flashフラグインを入れていないブラウザでアクセスすると
「選択してAdobe Flashを有効にします」という(よくわからないメッセージと)
画像が表示になります。
☑ 普通、利用者はFlashフラグインなどインストールしません。面倒だからです。
☑ 危険性を知っている利用者もいます。この人たちは絶対にインストールしません。
☑ 結果、Flash画像を使っているあなたのホームページは台無しです。
☑ 利用者に、Flashフラグインのインストールをうながすことも問題となります。
あなたのホームページはフラッシュが使われています。
Firefoxブラウザ(モジラ・Mozilla)では、この様に表示されています。
Edgeブラウザ(マイクロソフト・Microsoft)では、この様に表示されています。
Chromeブラウザ(グーグル・Google)では、この様に表示されています。
いかがです?
☑ 大事な画像が表示されていません。
☑ あなたが伝えたいホームページが台無しではありませんか?
☑ かろうじて、あなたの医院名や、メニュー(グローバル ナビ)は見えますが、
もはや、何のためのホームページかわかりません
Googleのモバイルフレンドリーテストでもエラーで警告しています。
☒ 互換性のないプラグインを使用しています
エラーはこれだけではないです(4つあります)が、
これは、特定のベンダ(Adobe社)の技術に依存するものですのでWebの世界ではよくありません。
Flashは互換性の問題だけでなく汎用性もありません
☑ Googleだけじゃなく、
あのスティーブ・ジョブスも反対しアップルの製品すべてでFlashを採用していません
☑ iPhoneは、発売当初から(今でも)Flash画像は表示できません
(モバイルフレンドリーテストの画像とほぼ同じ表示)
あなたのFlash画像が役に立たないのです。
☑ 利害関係だけでなく、技術的な問題(汎用的なHTML5※1の進歩)と、脆弱性の頻発
そして、ついにAdobe社がFlashサポートの終了を発表しました
Adobe Flashの有効期限が間近に迫っています。
この不安定なウェブプラグイン、2020年にはサポートを終了するとAdobeが公式に発表(※英文)しています。
☑ サポート終了ということは、以降の脆弱性対策や機能改善はやらないということなのです。
脆弱性が発見されても対応するバージョンのリリースは行われないということです。
かつては、世界有数のブラウザのプラグインだったFlash Player。
YouTube動画プレイヤーもFlashで動いていた時期がありました。
後に、セキュリティ面で大きな問題が発覚。
侵入が極めて容易であることがわかると、Flashはセキュリティ侵害の入口として有名になり、
このセキュリティホール(脆弱性)のおかげで、
うっとうしい広告、バックドアでのマルウェアのインストール、データ収集などが横行するようになったのです。
今すぐFlashの使用はやめるのが賢明
AdobeはFlashを手放すと決めている。
オンライン上に居残るFlashコンテンツを再生する危険度は確実に増すでしょう。
Flashを手放す(サポートをやめる)ことは、利用者にとって脅威です。
サポートしなくなるということは、OS自体の動作保証もしなくなる、ということですから、
OS側のアップデートなどによっても動作しなくなる、というリスクが生じます。
Flashは、セキュリティ上の悪夢になる。
今すぐFlashの使用は、やめるのが賢明といえるでしょう。
せめて常に最新版へのアップデートを行う
☑ 今すぐやめないなら、せめて利用者は、常に最新版へのアップデートを行うこと
☑ あなたは、早急にホームページの改修準備にかかること
Adobe Flash Playerの脆弱性対応:最新バージョンにアップデート
Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB19-30)(CVE-2019-7845) 2019/06/12 IPA
AdobeFlashPlayerにおける境界外読み取りの脆弱性 2019/06/11 JVN(脆弱性対策データベース)
Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB19-26)(CVE-2019-7837) 2019/05/15 IPA
Adobe Flash Player の脆弱性 (APSB19-19) に関する注意喚起 2019/04/10 JPCERT CC
Adobe Flash Playerに新たな脆弱性、攻撃発生でIPAらが注意を呼びかけ 2018/12/07
アドビ、「Flash Player」の新たなゼロデイ脆弱性に対処する緊急パッチを公開 ZD Net Japan
Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB18-44)(CVE-2018-15981) 2018/11/21 IPA
最新バージョンのソフトウェアのチェックが無償で行えますMyJVNバージョンチェッカ JVN(脆弱性対策データベース)
☑ 当然、Flash画像を採用しているホームページは攻撃の対象となっていますから、
ますます危険性(改ざん・乗っ取り・踏み台にされる)が高まるわけです。
あなたのホームページだけではないですが
特に歯科のホームページにFlash画像を採用したものが多いです。
以下は、ほんの一部ですが、中には大きなFlash画像を採用しているため、1ページ目の表示のほとんどを占有してなんのページか分からないものもあります。
⇧ このページは、もう何のためのホームページか分かりません。
⇧このページは、医院名とメニューが表示されていますが、でも台無しです。
⇧ これも!!!
⇧ 医院名はありますが、、、
⇧これは上段にFlash画像
⇧ これも上段にFlash画像
⇧ これは、左カラムにFlash画像があるタイプ
これ以外にもAdbeに買収される前のshockwave-flash(マクロメディア社)の技術を継承して作られてた拡張子.swf:編集できないFlashのファイル(Flashの技術を使って作ったファイル)のものもあります。
これはAdbeが一足早く2019/04/09に提供を終了しています。
※1. HTML5は、多くの開発者にとって使いやすく、Flashよりもパワフルかつ安全だったため、人気サイトの圧倒的多数がHTML5に移行し、Flashは、存在感も必要性も薄れました。
インターネットの一部(HTML5への移行を怠っているレガシーなサイト)はまだFlashで動いています。
でも、Flashは、脆弱性の多発・標準でインストールされていないのですから、わざわざFlashを有効にする必要性は極めて低いし、リスクを冒す必要もないと考えます。
Hyper Text Markup Language version5 出典:Wikipedia
2008年以降に発表されたウェブブラウザの多くはHTML5に段階的に対応している。Google Chrome3.0以降、Safari3.1以降、Firefox3.5以降、Opera10.5、Internet Explorer9など
2019年8月21日現在の各ブラウザのバージョン
Chrome 76.0.3809.100(2019/8/6)
☑ Google Chrome 76では、重要な変更がありました。
「Adobe Flash Player」がデフォルトで無効化されたのです。
Safari 12.1.2(2019/7/22 macOS)
Firefox 68.0.2 (68.0.1 2019/7/18)
Edge 42.17134.1.0(44.17763.1.0 2018/7/28)
Internet Explorer 11(2013/10/17)
驚き!自分のホームページを見たことがない!
自分のホームページは作った時に見ただけ!!!
ビックリですが、以外なのはこのパターンが案外多いいんです。
折角お金をかけて作ったのに、作ったきりとか、あまり見ない人が多いんです。
あなたのホームページをスマホで開いて確認してみてください。
せめて見やすいか?使いやすいか?の確認を!!!、
あなたが、あなたのホームページで確認することが大切です。
Flash画像が表示されない。だけじゃなく、
技術の進歩だけじゃなくGoogleの色々の施策・スマホの登場などで、
インターネットの世界・ホームページの世界も・かなり変わってきています。
スマホ対応(スマホ最適化)されていなかったら、
今の時代、ホームページを持っていないのと同じです。
なぜなら、
スマホであなたのページに訪問した
あなたのお客様になってくれるかも知れない人たちは、
「見にくい」・「使い辛い」・「分かりにくい」で、直ぐに離脱してしまいますから。
利用されないホームページとなり、
結果ホームページがないのと同じになってしまいますから。
あなたのホームページがご心配ならお問い合わせください
かつてMicrosoftは「1つの時代の終わり」と題して、ウェブブラウザでのFlashのサポート終了を発表しました。(2017/07/25)
Googleウェブマスター向け公式ブログ「 さようなら、Flash2019年10月28日」より引用
Chrome(バージョン 76 以降)、MicrosoftEdge、FireFox69 では、Flashがデフォルトで無効になっています。
そして、Google検索のインデックス登録でも、Flashが除外されることとなりました。
Flashは、動きがなく平板な印象だったウェブページに、リッチなアニメーション、メディア、アクションをもたらしました。
豊かな表現が可能なテクノロジーであったため、多くのクリエイターが刺激を受け、ウェブ上で新しいコンテンツを生み出してきました。
Flashはあらゆるサイトで利用されてきたとも言えます。
Flashコンテンツを再生するFlashランタイムは、2013 年の後半だけで 5 億回インストールされました。
今度はFlashが舞台を降りる番になりました。
(Adobe Systemsは、2020年末に「Flash」の提供を終了し、同ソフトウェアのアップデートと配布を停止すると発表)
Google検索では、今年中にFlashのサポートを終了する予定です。
ウェブページにFlashコンテンツが含まれている場合、Google検索ではFlashコンテンツが無視されることになります。
単独のSWFファイル(Adobe Flashなどで作成されたベクターアニメーションなどが格納された再生用ファイルの形式。)は、
Google検索でインデックス登録されなくなります。ただし、ほとんどの場合、この変更はユーザーにもウェブサイトにも影響しないはずです。
Flashはウェブの発展に大きく貢献しました。その遺産はHTML5などのウェブ規格が引き継いでいくことでしょう。